「iTunes Package Film Specification」の更新。

2016年6月23日

次のアップデートが「iTunes Package Film Specification」に追加されました。

プレビューとチャプターのアート画像
iTunes Store でプレビュー画像のサムネールとして表示するフレームを指定できるようになりました。image_time 属性を使用して本編からフレームを指定するか、<preview_image_time> タグを使用して、個別にデリバリされた予告編からフレームを指定します。個別にデリバリされた予告編からフレームを指定する場合は、必ずプレビューの中に含まれるフレームを取得してください。個別にデリバリされた予告編にタグが指定されていない場合、プレビュー画像はデフォルトで45秒に設定されます。プレビュークリップでは、最初のフレームがデフォルト画像として使用されます。

チャプターのアート画像を提供する機能に加え、<artwork_time> タグを使用して、各チャプターの画像に使用するフレームを指定できるようになりました。使用できるのはチャプター内のフレームのみです。

EIDRのサポート
映画のデリバリに含めるオプションフィールドとして、Entertainment Identifier Registry (EIDR) の値がサポートされるようになりました。映画ベンダーIDごとに任意のレベルのEIDRがサポートされ、XMLファイルを介してデリバリできます。

映画のEIDRの値をデリバリすると、iTunes Connect に値が表示されます。デリバリした映画のEIDR値のリストは、カタログレポートをダウンロードして取得できます。

EIDRの値について詳しくは、http://eidr.org をご覧ください。

音声解説のロケールタグ
音声解説 (AD) ファイルをデリバリする場合、言語を指定する <locale> タグを指定する必要があります。ADファイルのロケールは、対応するソースオーディオのロケールまたは代替オーディオファイルのロケールと一致する必要があります。

古いXMLスキーマの非推奨化
4.x以前のXMLスキーマは、2016年9月1日以降サポートされません。4.x以前のXMLスキーマを使用したデリバリはブロックされます。映画が正しくデリバリされるようにするため、タグおよび要件が5.0以降のスキーマに準拠していることを確認してください。公開されている最新バージョンの仕様 (現在は film5.2) を使用することが推奨されます。

QCコードの改訂
iTunes Connect で映画を管理しやすくするため、現在Video Qualityアクションコードをアップデートしています。新しいコードではより多くの詳細情報が提供され、レポート作成機能の向上に役立ちます。変更点については、今後、QC通知メールと iTunes Connect でお知らせします。

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