契約／税金／口座情報の概要

iTunes Connect の「契約／税金／口座情報」セクションには、Apple との契約の管理、Apple からの支払いを受け取るための口座情報の設定、必要な納税フォームの提出などに必要な機能がすべて揃っています。Admin、Finance、Legal の役割を持つユーザが当該セクションにアクセスできますが、契約の締結や同意を行うことができるのは Legal ユーザのみです。

契約の概要ページ

「契約」タブには、すべての契約、各契約の対象となる国や地域、各契約のステータス、有効となった日付が表示されています。「契約」タブの「アクション」列には、口座情報や税金情報の設定など、各契約に対して完了しなければならない未処理のタスクが記載されます。

契約の詳細ページ

「契約」タブで契約をクリックすると、当該契約に関する詳細情報を表示したり、口座情報や税金情報を設定したりできます。「契約／税金／口座情報」の「口座情報」タブには、現在使用中の口座と以前使用していた口座がすべて表示されます。なお、現在使用中の口座に関する編集は一部のみ可能です。現在有効な契約で使用されている口座情報を編集するには、「タイプ」列で当該契約の名前をクリックします。銀行情報を更新する際、iTunes Connect にサインインしてから 30 分を超えた場合は、2 ファクタ認証で本人確認を再度行うように求められます。カーソルを上に置くと文字の色が青に変わるので、そのリンクをクリックし、「銀行口座」セクションまでスクロールします。

支払いの受け取りに複数の銀行口座を使用している場合、口座情報の更新に関連するロイヤルティの通貨すべてに変更を適用するため、複数の契約で口座情報の修正が必要になる可能性があります。

アカウントに関する変更

法人名の変更

法人名の変更や、法人と Apple の間で結ばれた契約に影響するその他の変更については、Apple の法務部が対応する必要があります。名前が変更されたとしても、法人名が同一であれば、Apple での追加手続きはありません。ただし、法人名が変更された場合は、現在の契約は有効なままですが、名前の変更を Apple に通知する必要があります。

注：法人名の変更により、当該法人に対して新しい納税者番号が発行されることはありません。

郵送先住所の更新

契約を更新するには、Apple の法務チームに新しい郵送先住所をご連絡ください。

法人の住所が更新され、新しい契約がリクエストされると、iTunes Connect は当該住所を確認後必要に応じて各種更新を行います。住所に関する情報が有効であれば、各種更新とは通常通りや道路の名称を一致させるといった些事を指します。たとえば、drive (車道や大通り) を「Dr」、street (通りや街路) は「St」と更新します。

別名義 (DBA) の変更

ミュージックに関する契約には、別名義ではなく、法人名を使用する必要があります。法人名が変更されていない限り、別名義を変更しても iTunes Connect の契約に対する影響は事実上一切ありません。

ただし、別名義の変更は納税フォームに影響することがあります。納税フォームの更新をご希望の場合は、お問い合わせください。Apple Music と iTunes Store で表示されるレーベル名に影響がある場合は、「マイミュージック」でコンテンツの P ラインを更新することでレーベル名を変更できます。

会社合併

2 つの法人が Apple と契約を結んでおり、両方とも Apple Music および iTunes Store でミュージックを販売する権利を有している場合、それ以上必要な手続きはありません。

一方の法人が管理しているミュージックについては、Apple Music と iTunes Store の両プラットフォームに関する契約を結んでいただく必要があります。管理を行っている法人が現在 iTunes Store でミュージックを販売していない場合は、Digital Music Distribution Agreement (デジタルミュージック配信契約) を結んでください。管理を行っているレーベルがすでに iTunes Connect に関する契約を締結している場合、買収または合併された法人の作品すべてを管理を行っている法人の名前で再デリバリします。Apple は、ある法人のアカウントでデリバリされた作品を、異なる法人のアカウントへ「切り替える」対応は行っていません。この場合再デリバリしてください。